本校は富岡市の中心部から西へ約4km、上野一ノ宮にある貫前神社の門前町として発達した旧一宮町の西部にあり、比高45mの宮崎台地に位置している。
校舎は戦国時代の宮崎城址にあたり、城にちなむ地名も残る。風光明媚、眺望絶景にして美しい自然環境に恵まれている。
一ノ宮、吉田地区は、鏑川左岸の河岸段丘にあり、上信電鉄と国道254号線とが鏑川に沿い、この地区を平行している。丹生地区は、一ノ宮市街地の北西の丹生丘陵より流れる丹生川流域に開けた盆地城の集落であり、道路が妙義方面に通じている。
3区のうち、一ノ宮地区に市街地の形成がある他は準農村地域である。最近は、時代を反映する社会の変貌が進み、専業農家は年々減少し、代わって高齢者や日曜日だけの兼業農家となっている。それとともに、工場、住宅団地、スーパーマーケットなどの進出という都市化の波が押し寄せている。
また、校区が東西に長く、広い範囲から通学してくる(通学距離6km以上の生徒もいる)ため、約1/3の生徒が自転車通学をしている。学校が丘の上にあるため、吉田、丹生地区の生徒は急坂の通学路を上がらなければならず、また、下校時は急坂を下るので危険がともなう現状である。